- 「風林火山」ってどんな話?誰が出演?という疑問を、公開日・あらすじ・キャストで一気に解消
- 人物相関図と作品データ表で、複雑な抗争劇の関係性がひと目でわかる
- 坂本龍一の遺作エピソードや香港電影金像獎の受賞歴まで押さえて、劇場鑑賞がもっと楽しくなる
実は本作、「7年ぶり主演」という言葉だけでは語り尽くせない知られざる背景があります。撮影から公開までの8年間に何があったのか、金城武が映す”過去の自分”の秘密とあわせて、記事の後半でその真相に迫ります。
映画『風林火山』とは?公開日・基本情報
香港映画『風林火山』(原題・英題:Sons of the Neon Night)は、雪に覆われたディストピア香港を舞台に描く極上のクライムアクションです。金城武にとって実に7年ぶりとなる主演映画として、公開前から大きな注目を集めています。
本作は2025年の第78回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門でワールドプレミア上映され、同年10月には中国・香港で先行公開。そして日本では、2026年12月11日(金)についに全国ロードショーが決定しました。
実は本作、撮影自体は2017年に完了していた「幻の作品」だったことをご存じでしょうか。製作費や編集をめぐる紆余曲折から、実に8年もの歳月を経てようやく完成にこぎつけたという、異例の背景を持つ作品なのです。
製作費は約4億香港ドル(約80億円)にのぼり、香港のクライムアクション映画史上でも最高額。銅鑼湾の街並みを実物大で再現した約6万平方フィートのセットが組まれるなど、そのスケール感も話題を呼んでいます。
| 項目 | 詳細情報 |
|---|---|
| タイトル | 風林火山(原題・英題:Sons of the Neon Night) |
| 日本公開日 | 2026年12月11日(金) |
| 中国・香港公開日 | 2025年10月 |
| 製作年・国 | 2025年/中国・香港 |
| 上映時間 | 124分 |
| 主演 | 金城武 |
| 監督・脚本・製作 | ジュノ・マック |
| 音楽 | 坂本龍一、ネイト・コネリー |
| 製作費 | 約4億香港ドル(約80億円/約5,160万米ドル) |
| 配給 | 東和ピクチャーズ |
『風林火山』のあらすじ
物語の舞台は、銀世界へと変貌を遂げたディストピア香港。ある日、武装集団による大規模な爆破事件と銃撃戦が発生し、街は一瞬にして混沌に包まれます。
ターゲットとなったのは、表向きは実業家でありながら裏では巨大麻薬組織を支配していた最高幹部・李珀山。彼の突然の死をきっかけに、組織の覇権をめぐる熾烈な勢力争いが勃発します。
李霧童が背負う一族の過去
抗争の中心に立つのが、李珀山の息子・李霧童(金城武)です。一族の後継者という宿命を背負いながらも、彼は代々受け継がれてきた「犯罪の歴史」を自らの手で終わらせようと決意します。恋人・劉思欣との間に新しい命が宿ろうとしていることも、彼の苦悩と決断に深い影響を与えていきます。
交錯する群像たちの思惑
李霧童の決断を軸に、暗躍する殺し屋集団、事件を追う警察官、そして裏で麻薬を横流しする麻薬取締官など、それぞれの野望を抱えた者たちが動き出します。誰が味方で誰が敵かも分からない、予測不能な抗争劇へと発展していくのです。
『風林火山』のキャスト・登場人物
香港映画界の第一線で活躍する豪華キャストが集結しています。
李霧童(レイ・モウトン)/演:金城武
巨大麻薬組織の後継者でありながら、一族の負の歴史に終止符を打とうと孤独な闘いに挑みます。
程文星(チン・マンシン)/演:ルイス・クー
殺し屋集団のリーダー。李霧童に雇われたことから複雑な抗争へと巻き込まれていきます。
戴文傑(ダイ・マンギッ)/演:レオン・カーフェイ
元警察総警司。爆破事件の犯人追跡捜査を指揮します。
王志達(ウォン・ジータック)/演:ラウ・チンワン
麻薬取締部の総警司。娘の治療費を工面するため、密売人から麻薬を横流しするという危険な裏の顔を持ちます。
劉思欣(ラウ・シーヤン)/演:カオ・ユアンユアン
心理療法士で、李霧童の恋人。爆破事件の容疑者がかつての患者だったため、警察から疑いをかけられてしまいます。
さらに、脇を固めるベテラン勢も本作の大きな見どころです。第44回香港電影金像獎では、初ノミネートで最優秀助演男優賞を射止めた実力派俳優をはじめ、実力派キャストたちが重厚な演技合戦を繰り広げています。
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『風林火山』で7年ぶりの映画主演を果たす金城武をはじめ、ルイス・クー、トニー・レオンら香港映画界を代表する豪華キャスト陣。
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『風林火山』の見どころ5選
金城武7年ぶりの主演作という話題性に加え、本作には見逃せない魅力が5つ詰まっています。
- 金城武、7年ぶりの熱演:苦悩と気品を兼ね備えたダークヒーローを演じ、スクリーン復帰を印象づけます。
- スケール感あふれるアクション:大規模な爆破、激しいカーチェイス、銃撃戦がノンストップで展開します。
- 雪が降る香港という幻想的な映像美:本来雪が降らない香港に粉雪が舞う、唯一無二のディストピア世界観です。
- 豪華キャストの演技合戦:ルイス・クー、レオン・カーフェイ、ラウ・チンワンら名優たちがぶつかり合います。
- 坂本龍一が遺した音楽:重厚なドラマをよりドラマチックに引き立てる至高の劇伴です。
『風林火山』に原作はある?よくある勘違い
「風林火山」というタイトルから、武田信玄や山本勘助を描いた日本の戦国時代作品を思い浮かべる方も多いはずです。
結論から言うと、本作に特定の原作はなく、監督・脚本・製作を務めるジュノ・マックによる完全オリジナル脚本です。井上靖の小説を原作とした1969年の日本映画『風林火山』や、NHK大河ドラマ『風林火山』とは一切関係がなく、戦国時代の歴史劇でもありません。
監督ジュノ・マックと8年越しの完成秘話
本作の監督・脚本・製作を一手に担ったのは、香港映画界の鬼才ジュノ・マック(麦浚龍)です。ホラー映画『キョンシー』(2013年)で長編監督デビューを飾った多才な人物で、本作では長年温めてきた独自の映像世界を追求しています。
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80年代の香港ホラーへのリスペクトと、ダークで美しい映像美が光る傑作です。『風林火山』鑑賞前に監督の映像世界を体験してみてはいかがでしょうか。
実は本作『風林火山』は、2017年にはすでにクランクアップしていた作品です。予算超過や編集をめぐる紆余曲折から公開が延期を重ね、2025年のカンヌ国際映画祭でようやくワールドプレミアを迎えました。カンヌでの初披露時には、独特の映像美を称賛する声がある一方で、物語構成の難解さを指摘する評も見られ、賛否が分かれる形となりました。
スクリーンに映る金城武は、実は撮影当時40代前半だった頃の姿。1973年生まれの彼は現在52歳のため、劇場で目にするのは8〜9年前の”タイムカプセル”のような映像だという点も、鑑賞前に知っておくと味わい深いポイントです。
もっとも、その後2026年4月に開催された第44回香港電影金像獎では、12部門にノミネートされ、撮影賞・編集賞・美術賞・衣装賞・助演男優賞・音楽賞など8部門を受賞する最多受賞作となり、技術面での評価の高さを証明しています。
音楽・坂本龍一が遺した調べ
本作の音楽を担当したのは、日本が世界に誇る音楽家・坂本龍一さん(ネイト・コネリーとの共作)です。冷たく美しい銀世界の香港と、登場人物たちの切ない情念に寄り添う楽曲を手がけました。
坂本さんは制作の途中、2023年3月に逝去。その後はジュノ・マック監督自身が音楽のミックス作業を引き継ぎ、坂本さんの遺志を形にしたといいます。この楽曲は2026年4月の第44回香港電影金像獎で最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞し、坂本さんにとって2022年に続く2度目の同賞受賞となりました。
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第44回香港電影金像獎で最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞した映画『風林火山』の楽曲(ネイト・コネリーとの共作)。サントラ盤の最新配信・リリース情報は公開に向けて順次解禁予定です。
劇場鑑賞の前に、坂本龍一さんが手掛けた数々の名作映画音楽(『ラストエンペラー』『戦場のメリークリスマス』『怪物』など)を音楽配信でおさらいしてみてはいかがでしょうか。
お気に入りの楽曲やサントラを高音質でじっくり愉しむのはもちろん、DVDや配信で楽しむ映画・ドラマの鑑賞にもオーディオ環境は欠かせません。耳元を包み込むハイレゾ対応ヘッドホンやネックスピーカーなら、繊細な旋律から迫力の重低音、息遣いまでクリアに再現。夜間や周囲への音漏れを気にすることなく、いつでも最高のサウンド空間へと没入できます。
まとめ
映画『風林火山』は、2026年12月11日(金)より全国ロードショーとなる、金城武7年ぶりの主演作です。撮影から完成まで8年を要した異色の経緯、雪降る香港という斬新な映像美、豪華キャストの演技合戦、そして坂本龍一が遺した音楽と、あらゆる面で語りどころの多い作品に仕上がっています。
香港電影金像獎では技術部門を中心に8部門を受賞するなど、その完成度の高さもお墨付き。2026年冬、映画館の大スクリーンで『風林火山』の圧倒的な世界観をぜひ体感してください。
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| 情報分類 | 出典・概要 |
|---|---|
| 公開日・キャスト | キネマ旬報「金城武が7年ぶりに主演。香港発クライム・アクション『風林火山』」(2026年9月17日配信) |
| 公式情報 | 配給・東和ピクチャーズ公式サイト(furinkazan-movie) |
| 音楽賞受賞 | 共同通信配信記事「坂本龍一さんに香港映画賞」(2026年4月19日) |
| 金像獎受賞結果 | 第44回香港電影金像獎 授賞式報道各社(世界日報・now新聞網など、2026年4月19〜20日) |
| 製作費・撮影規模 | 世界日報「金城武睽違8年銀幕大作」ほか関連報道 |
| カンヌ初披露の評価 | 文藝春秋(bunshun.jp)、世界日報によるカンヌ国際映画祭現地報道 |


