2026年1月、TBS日曜劇場に再び鈴木亮平が帰ってきます。『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『下剋上球児』に続き、3度目となる日曜劇場主演作『リブート』。
今回、鈴木は穏やかなパティシエと冷酷な悪徳刑事という正反対の2つの顔を持つ男を一人二役で演じるという、これまでにない挑戦に挑みます。
黒岩勉が構想に3年をかけたオリジナル脚本による”エクストリームファミリーサスペンス”は、無実の罪で追われる男が家族を守るために「別人として生きる」決断をする、日曜劇場史上類を見ない怒涛の展開を約束しています。
ここでは、放送開始前に知っておきたい『リブート』の基本情報からキャスト、見どころまでを徹底解説します。
『リブート』の基本情報
放送局: TBS系「日曜劇場」
放送開始日: 2026年1月スタート
放送時間: 毎週日曜 21:00~21:54
主演: 鈴木亮平
共演: 戸田恵梨香
脚本: 黒岩勉(オリジナル脚本)
演出: 坪井敏雄、田中健太、元井桃
プロデュース: 東仲恵吾
協力プロデュース: 國府美和
製作著作: TBS
ジャンル: エクストリームファミリーサスペンス
あらすじ|無実の罪で追われる男の”リブート(再起動)”
物語の舞台設定
物語の主人公・早瀬陸は、妻・夏海、息子、母親と4人で「ハヤセ洋菓子店」を営む穏やかでお人好しなパティシエ。家族への愛を原動力に生き、困難にも揺るがない粘り強さを持つ平凡な男です。
しかし2年半前、妻の夏海が突然失踪。早瀬は妻を失った悲しみと向き合いながらも、家族のために洋菓子店を守り続けていました。
驚愕の展開|顔を変えて刑事になる
ある日、早瀬の元に刑事が現れ「妻の遺体が見つかった」と告げます。悲しみにふける間もなく、早瀬は身に覚えのない証拠で妻殺しの犯人として仕立て上げられてしまいます。でっちあげの証拠も固められ、有罪がほぼ確定している絶望的な状況。
そんな中、早瀬の店に現れたのが警視庁捜査一課の刑事・儀堂歩。彼は裏社会組織とも繋がっている悪徳刑事で、犯人逮捕のためには違法な捜査も厭わない男でした。
追い詰められた早瀬は、大きな決意をします。それは、妻を殺害した犯人を自らの手で見つけ出し、自身の潔白を証明すること。そのために愛する家族と過去を捨て、儀堂の顔に変わる=“リブート(再起動)”することを決断するのです。
家族を守るための戦い
儀堂として生きることを選んだ早瀬の前に立ちはだかるのは、裏社会で暗躍する闇の勢力たち。表向きは実業家だが裏では様々な闇資金をロンダリングする通称“ダークバンカー”、そして彼らに連なる幹部たち。
嘘と真実が入り乱れる中、早瀬は二つの人生を生きる苦悩と戦いながら、真実にたどり着くまでの過酷な道のりを歩んでいきます。バレたら破滅という極限状態で、早瀬は家族のもとに戻ることができるのでしょうか。
キャスト紹介|豪華実力派が集結
鈴木亮平(早瀬陸/儀堂歩役)|善と悪の一人二役に挑戦
主演の鈴木亮平が演じるのは、パティシエ・早瀬陸と悪徳刑事・儀堂歩という正反対の2つの顔を持つ男。
早瀬陸は、どんな犠牲を払ってでも愛する家族のもとに戻ろうとする信念の男。穏やかで優しく、家族への愛に満ちた人物です。
一方の儀堂歩は、早瀬を追い詰める謎に包まれた悪徳刑事。裏社会とも繋がり、違法捜査も厭わない冷酷な一面を持っています。
鈴木は撮影前のインタビューで「初めてこのストーリーを読んだとき、そのあまりの面白さにページをめくる手が止まりませんでした。第一話から最終話まで、毎回驚くような展開が待ち受けています」とコメント。
また、「今作での一番の挑戦は、『演技とは何か』という問いに向き合うことでした。それは同時に、”俳優という職業”そのものと向き合う時間でもありました」と語り、俳優としての新たな挑戦に臨む意気込みを見せています。
戸田恵梨香(幸後一香役)|日曜劇場初出演
鈴木亮平と共演するのは、日曜劇場初出演となる戸田恵梨香。演じるのは、早瀬の亡き妻・夏海の元同僚である公認会計士・幸後一香役です。
財務担当役員も務めており、その素性には謎が多い人物。夏海の死を解明しようとする早瀬に手を貸し、早瀬が儀堂に成りかわる際の手伝いをしますが、その真意は読み取れません。物語の鍵を握る重要人物として、戸田がどのような演技を見せるのか注目が集まっています。
脚本家の黒岩勉は「鈴木亮平さんと戸田恵梨香さん、最高の俳優さんで日本の宝です。このお二人なら、今回の物語を成立させてくれるはずだと信じて、脚本を書きました。結果、こちらの予想をはるかに超える演技で返してくださいました。圧倒的です」と絶賛しています。
警察周辺の人たち|早瀬と儀堂の日常に関わる存在
伊藤英明 – 警視庁捜査一課の刑事で、儀堂の上司的存在。早瀬/儀堂の行動を注視する重要人物。
蒔田彩珠(足立翼役) – 儀堂班に所属する正義感に満ちた若手刑事。現場に流れる気配を素早く察し、儀堂の動きを最も近くで支える存在。彼女が“何を掴むのか”が重大な鍵を握ります。
蒔田は「性格の全く違う2人を演じ分ける難しい役どころを鈴木亮平さんが演じられるというだけで、面白いに決まってる!と思いながら台本を読ませていただきました」とコメント。「初めての刑事役・足立翼を演じさせていただきました。優しく真っ直ぐな性格で、残された家族のため、事件解決のため迷いなく突き進んでいく、視聴者の方に1番近い役どころだと思います」と語っています。
中川大輔 – 警視庁の刑事
池田鉄洋 – 警視庁関係者
藤田ハル – 警視庁関係者
野呂佳代 – 整形外科医役で登場
闇の勢力|早瀬と儀堂を追い詰める4人
北村有起哉(合六亘役) – 表向きは飲食やホテルビジネスを手掛けるゴーシックスコーポレーション代表。穏やかな笑みと理知的な言葉の裏に、冷徹な計算と支配欲を隠し持つ実業家。裏では様々な闇資金をロンダリングすることで政財界へのパイプを構築している、通称“ダークバンカー”。
北村は「僕が演じる合六亘は、善もありますがすっごい悪もあります。でもすっごい悪があるってことは、自分が壊れないように、すっごい善も備わっているんですね。赤い血の通った1人の人間を演じることができればと思っております」とコメント。また、鈴木亮平について「こんなに居心地のよい撮影現場を作ってくれる座長は他に見当たりません」と絶賛しています。
酒向芳(海江田勇役) – ゴーシックスコーポレーション顧問弁護士で、合六の裏組織でも幹部として重要な役割を担う男。
塚地武雅(菊池役) – 合六の裏組織の幹部。安藤とともに組織のマネーロンダリングなどの実務を担当している。
津田篤宏/ダイアン(安藤役) – 合六の裏組織の幹部。菊池とともに組織のマネーロンダリングなどの実務を担当。合六と直接会うことができる数少ない人間だが、その重圧とも闘っている。
津田は「台本は複雑で、理解するのに少し時間がかかってしまいましたが…凄く面白かったです!鈴木亮平さんはお芝居について色々アドバイスをくださったり、演技の中で軽いアクションがあったのですが、初めての体験の僕に丁寧に教えてくれて嬉しかったです!僕にできる限りの”悪いやつの顔”をしているので、そこを見て欲しいです」とコメントしています。
早瀬の家族|彼を支える存在
原田美枝子 – 早瀬の母親役
黒木メイサ – 早瀬の妻・夏海役
矢崎滉 – 早瀬の息子役
見どころ①|鈴木亮平の一人二役演技
穏やかなパティシエ・早瀬陸
早瀬陸は、家族への愛を原動力に生きる穏やかでお人好しなパティシエ。洋菓子作りに情熱を注ぎ、息子や母親と共に小さな洋菓子店を守っています。困難にも揺るがない粘り強さを持ち、どんな犠牲を払ってでも愛する家族のもとに戻ろうとする信念の男です。
鈴木は早瀬について「家族への深い愛情と、不器用ながらも真っ直ぐな人柄を表現したい」と語っており、平凡ながらも温かみのある人物像を丁寧に演じています。
冷酷な悪徳刑事・儀堂歩
一方の儀堂歩は、裏社会組織とも繋がっている悪徳刑事。犯人逮捕のためには違法な捜査も厭わず、冷徹な判断を下す謎に包まれた人物です。
鈴木は「儀堂歩は、そんな早瀬を追い詰める、謎に包まれた悪徳刑事です」とコメント。善人と悪人という正反対の2つの顔をどのように演じ分けるのか、大きな注目が集まっています。
鈴木亮平の役作りとこれまでの実績
鈴木亮平といえば、役ごとに体型を変える「役者魂」で知られています。『HK/変態仮面』では筋肉美を披露し、『天皇の料理番』では病弱な役のために20kg以上の減量を敢行。大河ドラマ『西郷どん』では西郷隆盛役のために100kgまで増量するなど、常に役に合わせた身体作りに挑戦してきました。
また、『俺物語!!』では純粋で不器用な高校生を、『孤狼の血 LEVEL2』では最凶の暴力団組長を演じ、その振り幅の広さで観客を驚かせてきました。近年では『エゴイスト』で繊細な演技を見せ、数々の映画賞で主演男優賞を受賞しています。
今回の『リブート』では、一人の俳優が善と悪という両極端な人物を同じ作品内で演じるという前代未聞の挑戦。鈴木は「今作での一番の挑戦は、『演技とは何か』という問いに向き合うことでした。それは同時に、”俳優という職業”そのものと向き合う時間でもありました」と語っており、俳優としての新たな境地を開く作品になることが期待されます。
見どころ②|黒岩勉オリジナル脚本の世界観
構想3年の完全オリジナルストーリー
『リブート』の脚本を手がけるのは、黒岩勉。彼が構想に3年をかけて作り上げたオリジナル脚本です。
鈴木亮平は脚本を読んだときの衝撃を「ある日突然、他人の顔で生きていかなければならなくなったら。しかも、それが『バレたら破滅』という極限状態だったら?初めてこのストーリーを読んだとき、そのあまりの面白さにページをめくる手が止まりませんでした」と語っており、主演俳優をも唸らせる練りに練られた構成への期待が高まります。
「第一話から最終話まで、毎回驚くような展開が待ち受けています」というコメント通り、日曜劇場史上類を見ない怒涛のスピードで展開する物語は、視聴者を毎週画面に釘付けにすることでしょう。
エクストリームファミリーサスペンスという新ジャンル
本作は“エクストリームファミリーサスペンス”と銘打たれています。これは従来のサスペンスドラマとは一線を画す、新しいジャンルの提案です。
極限状態(エクストリーム)に置かれた主人公が、家族(ファミリー)を守るために戦うサスペンス。アクションやスリルだけでなく、家族への愛、人間の絆といった普遍的なテーマを織り交ぜることで、単なるサスペンスドラマを超えた感動が生まれます。
黒岩は「この物語に登場するすべての人物が、何らかの嘘を抱えています。まさに『全員嘘つき』と言っても過言ではありません」と語っており、誰が味方で誰が敵なのか、最後まで目が離せない展開が約束されています。
「リブート(再起動)」に込められた意味
タイトルの「リブート」には、パソコンやスマートフォンを再起動させる意味がありますが、本作では「人生のやり直し」「再出発」という深い意味が込められています。
無実の罪で人生を奪われた男が、別人として”再起動”することで真実を追い求める。それは単なる顔の変更ではなく、まったく新しい人生を生きることを意味します。
家族と過去を捨て、愛する人たちから離れて生きる苦悩。しかし、それでも家族のもとに戻るために戦い続ける主人公の姿は、現代社会を生きる私たちに「何があっても立ち上がり、前に進む勇気」を与えてくれるでしょう。
見どころ③|アクション×サスペンス×家族愛
息をのむアクションシーン
日曜劇場といえば、高いクオリティのアクションシーンも魅力の一つ。『リブート』でも、刑事として活動する早瀬/儀堂の緊迫したアクションシーンが随所に盛り込まれています。
裏社会の人間たちとの対峙、真犯人を追い詰めるシーン、そして命がけの救出劇。日曜劇場らしいスケール感で描かれるアクションは、視聴者を画面に釘付けにすることでしょう。
二重生活の緊張感
本作最大の緊張感は、早瀬が儀堂として生きる「二重生活」にあります。バレてはいけない秘密を抱えながら、儀堂として振る舞い続けなければならない極限状態。
一つの嘘が次の嘘を呼び、どんどん追い詰められていく主人公。家族との距離が離れていく苦悩。誰も信じられない孤独感。そして、いつ正体がバレるかわからない恐怖。
視聴者もまた、主人公と一緒にハラハラドキドキしながら物語を追体験することになります。
家族を守るための愛
しかし、本作の核心にあるのは「家族への愛」です。早瀬が儀堂に成りかわることを決意したのは、愛する家族を守るため。どんなに苦しくても、危険な目に遭っても、家族のもとに戻るという信念が彼を支えています。
黒岩勉は「『リブート』は、極限状態で繰り広げられるサスペンスでありながら、やはり『日曜劇場らしい家族の物語』でもあります。日曜の夜、毎話訪れるどんでん返しにドキドキしながら、同時に家族の絆に胸を熱くして観ていただけたら嬉しいです」とコメントしています。
妻への想い、息子への愛情、母親への感謝。そして、自分を信じて支えてくれる人々への思い。家族というテーマを深く掘り下げることで、サスペンスドラマでありながら、温かく、そして深い感動を与えてくれる作品になっています。
鈴木亮平と日曜劇場の関係|3度目の主演が意味するもの
日曜劇場に愛された俳優
鈴木亮平にとって、日曜劇場は特別な場所です。2021年7月期に放送された『TOKYO MER~走る緊急救命室~』で日曜劇場初主演を果たし、高視聴率を記録。国内外で高い評価を受けました。
この作品は劇場版として映画化され、興行収入44億円を突破する大ヒットを記録。鈴木演じるチーフドクター・喜多見幸太のキャラクターは多くのファンの心を掴みました。
2023年10月期には『下剋上球児』で2度目の日曜劇場主演。弱小野球部の顧問として生徒たちと共に甲子園を目指す姿は、多くの視聴者に感動を与えました。鈴木は野球未経験ながら猛特訓を重ね、説得力のある演技で視聴者を魅了。この作品でも高い評価を得ています。
さらに、2023年1月と3月に放送された『Get Ready!』では運び屋役でサプライズ出演するなど、TBSドラマとの縁の深さを示しています。
日曜劇場3度目の主演が持つ意味
そして2026年1月、鈴木は『リブート』で3度目の日曜劇場主演を務めます。約2年ぶりの日曜劇場復帰となる今回、鈴木は「2年ぶりの日曜劇場ですが、毎回出演するときはいつも以上に皆様に作品を届けられるよう、自分のできる限りの力を尽くしてやると決めています」とコメント。
日曜劇場という高視聴率枠での連続主演は、俳優としての実力と人気の証。鈴木亮平はその期待に応え続けることで、国民的俳優としての地位を確立しつつあります。
TBSからの厚い信頼、そして視聴者からの支持。それに応えるように、鈴木は毎回新たな挑戦を続けています。今回の一人二役という前代未聞の役柄は、鈴木のキャリアにおいても大きな転機となるでしょう。
北村有起哉も「鈴木亮平君とは、大河ドラマ『西郷どん』以来の嬉しい再会です。こんなに居心地のよい撮影現場を作ってくれる座長は他に見当たりません。彼自身の持つ責任感と包容力と愛嬌の絶妙なバランスが為せる業だと思っています」と、鈴木の座長としての手腕を絶賛しています。
放送スケジュールと視聴方法
まとめ|2026年1月は『リブート』で日曜夜が熱い!
2026年1月にスタートするTBS日曜劇場『リブート』は、鈴木亮平の一人二役という挑戦、黒岩勉が構想3年をかけたオリジナル脚本、そして家族愛とサスペンスが融合した新感覚ドラマとして、大きな期待が寄せられています。
「ある日突然、他人の顔で生きていかなければならなくなったら」という衝撃的な設定から始まる本作。バレたら破滅という極限状態で、家族を守るために戦う男の姿は、サスペンスとしてのスリルだけでなく、深い感動を与えてくれるでしょう。
鈴木亮平は「別の人間になりきるための方法、やりがちなミス、そして役が自分と同化していくあの感覚。自分がこれまで俳優として経験してきた『演技あるある』も、この作品には随所に散りばめられています」と語っており、俳優という職業そのものをテーマにした、メタ的な面白さも期待できます。
また、脚本家の黒岩勉は「このドラマを観た方は、俳優という生き物の凄まじさを目の当たりにするはずです。発する熱量、内に秘めた想い。二人の演技が緻密に計算されていたことに途中で驚かされるはずです。そして最後には、ただただ心を揺さぶられるはずです」とコメントしており、演技の力で物語を昇華させることへの期待を語っています。
2026年の幕開けを飾る『リブート』。日曜夜9時という黄金の時間帯に、家族で、あるいは一人でじっくりと、この衝撃のサスペンスドラマを楽しんでください。
